ショートショート 802
●独自性
遊びに行った友達の家、ぼちぼち書き溜めているという
彼女のショートショートを読んでいると、
「最近行き詰って来ててさぁ」
向かいでぐんにゃりとテーブルに寄りかかりながら口を開いた。
「なんか書いてて、他人が読んでおもしろいのかも
ぜんぜんわかんなくなったし、書いてるものもほんとに
ショートショートなのかもわかんなくなってきた」
「そうなの? わたしは結構好きだけどなあ」
「ありがと。でも、もっとこう……独自性、みたいなのが欲しいなあ」
「へええ?」
それから授業中に居眠りするみたいに
テーブルに頭を乗せたまま動かなくなる友達。
そこで目を移して続きを読み出すと、しばらくしてから
何かに気付いた猫のようにぴくんと頭を立てて、言った。
「ツョートツョート、なんてどうかな?」
遊びに行った友達の家、ぼちぼち書き溜めているという
彼女のショートショートを読んでいると、
「最近行き詰って来ててさぁ」
向かいでぐんにゃりとテーブルに寄りかかりながら口を開いた。
「なんか書いてて、他人が読んでおもしろいのかも
ぜんぜんわかんなくなったし、書いてるものもほんとに
ショートショートなのかもわかんなくなってきた」
「そうなの? わたしは結構好きだけどなあ」
「ありがと。でも、もっとこう……独自性、みたいなのが欲しいなあ」
「へええ?」
それから授業中に居眠りするみたいに
テーブルに頭を乗せたまま動かなくなる友達。
そこで目を移して続きを読み出すと、しばらくしてから
何かに気付いた猫のようにぴくんと頭を立てて、言った。
「ツョートツョート、なんてどうかな?」

