ショートショート 681
●それが上司の歩む道
地雷を処理せよ、と上官が言いました。
まっすぐ続く細い道。横は底なし沼で通れません。
「この道に地雷がある。なに、踏んでもだいじょうぶだ。
踏み込んだら起爆装置が起動するが、足を上げない限りは爆発しない」
そしてなぜかわたしから靴をとりあげて、素足で道に立たせます。
顔には目隠し。横に落ちないためには足で道を探さなくてはいけません。
「ほら、進め」
わたしの背中を小突き、
進むわたしの後ろから上官たちはついてくるようです。
悲しさに唇を噛み、足を進めます。
――ガチリ。
足元がへこみ、機械的な音。
ああ、これが……。もう足はあげられません。
だれか、助け――
どん。
爆発。わたしの肉が飛び散り、爆弾の破片が体に刺さります。
「ばかが!」
後ろで吐き捨てるような声。
「踏んだら爆発するって言っただろう」
「なに踏んでんだ」
「火の粉がこっちにまで降ってきやがった」
意識はほとんどなかったけれど、わたしはすこし、泣いたのでした。
地雷を処理せよ、と上官が言いました。
まっすぐ続く細い道。横は底なし沼で通れません。
「この道に地雷がある。なに、踏んでもだいじょうぶだ。
踏み込んだら起爆装置が起動するが、足を上げない限りは爆発しない」
そしてなぜかわたしから靴をとりあげて、素足で道に立たせます。
顔には目隠し。横に落ちないためには足で道を探さなくてはいけません。
「ほら、進め」
わたしの背中を小突き、
進むわたしの後ろから上官たちはついてくるようです。
悲しさに唇を噛み、足を進めます。
――ガチリ。
足元がへこみ、機械的な音。
ああ、これが……。もう足はあげられません。
だれか、助け――
どん。
爆発。わたしの肉が飛び散り、爆弾の破片が体に刺さります。
「ばかが!」
後ろで吐き捨てるような声。
「踏んだら爆発するって言っただろう」
「なに踏んでんだ」
「火の粉がこっちにまで降ってきやがった」
意識はほとんどなかったけれど、わたしはすこし、泣いたのでした。
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